2008年01月17日

『砂の器』

明日はわたくしの誕生日。

「誰かなんかくれ」と言いたいところですが
自分の誕生日が格別な日ではなくなって随分になります。
いまだに「あれっ、ということはいくつになったんだっけ?」
なんて思ってるだけですね。

ひとつには
13年前の「大震災」のことがあります。

40歳最後の日。
アパートのテレビで
かつて出張でも行ったことのある
神戸の長田地区が炎に包まれている中継を
見続けて以来
自分の誕生日より
その前日の「1月17日」というのが
不幸な「メモリアルデー」として
刷り込まれてしまいました。

ところでつい最近
ひょんなことから
松本清張の『砂の噐』を読み返しました。

武田百合子が日記で
「日本人は『砂の噐』の映画が大好き」と書いていたように
あのポスター
「不幸な父と子」が巡礼のように
風に耐えながら砂丘を歩む姿は強烈な印象でした。

しかしながら
原作を読み返してみると
ぐいぐい読ませたのだけど
読み終わってみると
「荒唐無稽な大失敗作」だな。めちゃくちゃ。
(面白いんだけど)

映画も観ましたが
ほとんど印象に残ってなくって
加藤剛がピアノを弾いているラストシーンしか
覚えておりません。(そうだっけ?)
原作とは違うし、もともと記憶力に自信がないしね。

MPCに入社したころ
同い歳のいとこが
京都の「北野天満宮」の近くに住んでいて
関西出張のときには泊めてもらっていました。

いとこ夫婦には男の子がいて、かわいい盛りだったのね。
酒を呑んでいい気分になったころ
「おい、K平! タコ焼きを買いに行こうぜ」といって
タオルを首に巻いて
子供を連れて、酔い酔いで出かける様をみた
女房のH美ちゃんが
「ふたりが出かける様はまるで『砂の噐』みたいでした」
と語っていました。

やっぱり『砂の噐』は
あの父と子のシビアな姿に集約されるのでしょうね。

息子の「K平」も
今や京都のR大学の医学生だって。
人生早いねえ。
「K平」にも久しぶりに会いたくなりました。


しかし、ここのところ毎日寒いですね。
ほんと「タコ焼き」でも買いに行きたいよ。
posted by 今夜も前祝い at 21:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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