2007年12月02日

好きな本のこと

どうしてだかわかりませんが
突然『安部公房戯曲全集』のことを
思い出しまして
書き留めておこうと思いました。

あの本は内容もさることながら
「本」自体として存在感があったな。

確か高校生時代の修学旅行の最後に
京都に寄った時
河原町の繁華街にあった小さな本屋(駸々堂?)で買ったのだと思います。
高校生にとっては高価な箱入りの本でしたが
発売を楽しみにしていて待ちきれなかったのかも?

現在、手許にないので
神田の古本屋を覗いてみたら
そう高くない値段でふつうに売られていたので
今度買いにいってこよう。

「安部公房」という作家は強烈に影響を受けた作家です。

中学校の国語の授業で詩人の林嗣夫先生が
「赤い繭」を朗読したのにショックを受けたのがきっかけでした。

わっしは当時体育系のわりとトロい少年だったのですが
「うわー、こんな話を書く人がいるんだ」
とびっくりしました。
とっても「シニカル」なのに情緒的。

その後読んだ「砂の女」とか「燃えつきた地図」とかも
安部公房は田舎の文学青年にとっては
とても刺激的でしたね。

奇遇なことに
上京後住んでいたアパートが
武者小路実篤邸の真ん前にありまして
一度だけ武者小路氏が奥様と邸宅の坂道を降りて行くお姿を
目撃したことがありました。
安部公房の家も同じ調布市若葉町にありました。
とても文学的な環境にいたのですね。

以上、突然思い出したことを書き留めておきました。



さて今日はこれから競馬観戦です。
さあ呑むぞ。

posted by 今夜も前祝い at 14:51| Comment(0) | TrackBack(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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