2008年07月08日

記憶力と想像力

MPCも人出不足で最近は「お使い役」も引き受けております。

先週金曜日に神保町の「鍬谷書店」という
医学書の専門取次ぎに自転車で注文品を届けに行った
ついでに
久しぶりに「三省堂書店」に寄ってみました。

面白かったのは岡崎武志と山本善行の新刊
『新・文學入門』の発売を記念して
ふたりのコーナーができていたのですね。

『新・文學入門』で取り上げた本以外にも
ふたりが古本屋で購入した本がダンボール箱に入って
売られていて面白かった。
岡崎箱から『看板物語』平林規好【文】・ささめやゆき【絵】
を購入しました。1,260円。

「仕入れ値はヒミツ」と
本に挿入されていた短冊に書かれていましたので
この結果岡崎氏には
なにがしかのマージンが支払われるのでしょうか?
150円くらいとか?
面白いねえ。

わたくし岡崎氏のお嬢さんのファンなので
(「タンタン・シリーズ」のエピソードとか面白過ぎ)
養育費の足しになればうれしいのですが
うーん、150円ではまるで支援になりませんな。


以前から「神保町」という古本屋の街である立地を活かし
東京堂書店なんかでも新刊書店内に
「古本」のコーナーが出現しはじめて
面白いなと思ってましたが
坪内祐三に始まり岡崎武志らの人材を得て
やっと神保町に限っては
面白い新刊書店と古書店の融合が実現したような気がします。

WEBの時代ではありますが
やはりネットでは「本」の現物を手にすることができないからね。
いいことだと思いました。

で先週三省堂の「岡崎武志と山本善行コーナー」に並んでいた
伊丹十三の『ヨーロッパ退屈日記』を買って来て読み始めたのですが
いやいや面白い上に、昔の本だから全部忘れているだろうと思いきや
なんか意外によーく覚えていたのには驚きました。

ほとんど存在自体を忘れていた本だったんだけど
なぜこんなに細部を覚えているのだ?

それで思ったのですが
わたくしは「アルコール性健忘症」なので
「覚えている本」のことを単に忘れているだけで
実は隠れた抜群の記憶力の持ち主なのではないだろうか?

なあんて言ったところで「アルコール性健忘症」では
全然説得力がないですね。

でもまあ、昔読んだ『ヨーロッパ退屈日記』の内容を
ここまで覚えていたのは
それだけ『ヨーロッパ退屈日記』が名作だったという証しでしょう。

意外な傑作を再発見した気分です。

他にも絶対忘れた傑作がまだまだあるはず。

「アルコール性健忘症」との戦いは続ク。
posted by 今夜も前祝い at 23:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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