2008年12月03日

「長野県人」T田さんのこと

今夜ひょっこり「F一」に寄ったら
久しぶりに「T田さん」が来ていて
ちょっと話をしてきました。

T田さんは今日伺ったところでは
御年67歳だそうです。

もともと「F一」のカウンターは4席しかないし
このカウンターに座る客は数少ない常連だけです。

店のおばさんがずっと前
同席したT田さんに
たまたまカウンターにいたわたしのことを
「このひと出版社のお仕事をなさってるんですよ」
と紹介してくれたのが
T田さんと知り合ったきっかけでした。


すごいいきおいで
とにかく「自己主張」しちゃうおじさんでした。
なんかよくわからんけど
保険の代理業をやりながら
何か出身校の機関紙を編集したり執筆とかもしてるらしい。

なんだかいまや絶滅したかのような
(あくまでわたしの周辺からということですが)
「社会派おじさん」みたいなタイプ?

店のおばさんからは
わっしが呑んでるときに
ほかの客から話しかけられたりするのは
どっちかと嫌いな方なので

「T田さんってああいうひとなんで、すいませんねえ」
と恐縮されたりもしたんだけど
不思議に全然嫌な感じはなくて
どちらかというと今夜も珍しく所用がなければ
もう少し呑んでいたいと思いました。
好きなタイプとはいえないけど
全然嫌いじゃないです。
今日も日経文庫に執筆したことや
『蟹工船』のことや「マイク真木」の別荘の話なんかも面白かった。

そういえば、なじかは知らねど
T田さんは長野県の出身で
地元の高校関連の機関紙の仕事を続けているというのに
初めからじーんときたね。

なんか昔から、わたしら「高知県人」は勉強が嫌いで
その逆の一番の教育県は「長野県」
みたいなすり込みをされた覚えがあります。

若いころ出版営業で
地元高知の老舗書店「日新館」の社長を訪ねたときにも
「高知県人はいかん。給料はまず酒代が第一で
本代らあに全然金を使わんきに」
といわれましたが
確かにいまだに我が身をふり返っても
「本」よりは「酒代優先」じゃの。とほほ。

あと周りの親しい友人が
長野県出身の女人たちと続けて結婚をしたこともあって
なんとなく「長野県人」には親しみを感じるのかもしれませんね。

名作『どくとるマンボウ青春記』を書いた
北杜夫も旧制松本高校の出だし
ローカルな話題では「アトリエ・ジャム」のIも
松本の老舗紙屋の長男ではないか。

しかしまああんまり
県民性や血液型でしか人間判断できなくなっちゃいけませんな?

昨日から読み始めた川上弘美の新刊
『どこから行っても遠い町』がとってもすばらしい。
「人間関係」ということに関して
しみいるように伝わってくる短編連作。傑作だと思います。


「T田さん」のことはまた書きます。
posted by 今夜も前祝い at 22:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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